最初の花組特別公演である「愛ゆえに」が一過性のイベントではなかったことを感じることができた作品です。 今回から現在の花組のメンバ8人(さくら、すみれ、マリア、アイリス、紅蘭、カンナ、織姫、レニ)が全員揃っての公演となります。しかも風組こと「帝劇三人娘」や薔薇組まで登場したりします(特に薔薇組はこれ以降すっかりレギュラーに定着しましたね)。 レギュラーと言えば今や歌謡ショウにとってなくてはならない存在となった「ダンディ団」も登場していますね。 |
基本パターンとしては「愛ゆえに」と同じだとは思うのですが、全体を通したストーリーがしっかりしており、かなり芝居を意識したものになっているように感じました。 歌に関しては基本的に「サクラ大戦2 歌謡全集」からのものですが、OVA「桜華絢爛」からのものもありました。 今回は登場しているメンバが大幅に増えたこともあって、歌の数も非常に多くかなり長い芝居となっています。でも、どれもいい曲ばかりなのであっという間に時間が過ぎていってしまいます。 もちろん、芝居の方も「愛ゆえに」からさらにパワーアップしていますので、見ごたえ十分でした。 |
ちなみにこのビデオを見て「織姫さん」と「かえでさん」のファンになりました。 特に織姫さんはすごいです。ビデオの冒頭で織姫役の岡本麻弥さんが「やりたいようにやっているので、キャラが変わっているかもしれない」と言われてましたが、本当に存在感のあるいいキャラになっていたように思います。ゲームでもこんな感じのキャラだったらすみれさんを押しのけてヒロインになっていたかもしれませんね(笑)。 かえでさんの方はもともと役をされている折笠愛さんの声が好きだったというのが大きいかもしれませんが、ご本人のお姿を拝見してさらに好きになったというところでしょうかね。 |
と言うわけで、非常に密度の濃い公演だったのですが、最近ではビデオなどの入手が少し困難になっているらしいです。見てみたいと思われる方は店頭などで見つけたらその場で保護してあげましょう(笑)。 |