これはその名の通り、１００年に一度の世紀をまたぐ瞬間に行なわれたライブを収録したものです。ミレニアム（千年紀）という概念を使用すれば１０００年に一度となりますけど…。 最近は結構使われるようになっていますが、渋谷の青山劇場を使用した花組のショウはこれが初めてになりますね。 で、私がこの存在を知った時にはもうチケット販売は終了していました(泣)。一度きりのライブですので、完売すればそれで終わりですね。次に行なわれるのは１００年後ですから、頑張って長生きしないとね(笑)。

今回のショウは「カウントダウンライブ」という名前からも分かるように歌がメインのライブ形式です。ちょうどこの年の夏に開催された「スーパーライブ」と同じような感じでしょうか。 ただ、今回の選曲はなかなかシブいところを突いてきてまして、この時のライブ以外では生で歌われていない曲が結構あったりします。 そういう意味では参加できた方がうらやましかったりしますね。まぁ、ちゃんとＤＶＤが入手できていますので、我慢できますけど…。

構成としては世紀をまたぐ時間を中心として２０世紀の間が１時間、そして２１世紀に入ってからがまた１時間の計２時間ってところでしょうか。まぁ、花組のライブですから実際には多少の誤差があるでしょうけど、おおよそそれくらいの所要時間だったのではないかと思います。 ということから分かるように、開演時間は午後１１時で、終演時間は午前１時過ぎとなりますね。実際に現地に行かれた方はこれが終わった後、そのまま初詣にでも行かれたのでしょうか？

公演内容としてはひたすら歌が続くので、これと言うこともないのですが、ここでしか歌われていないであろう曲の紹介してみましょうか。いずれも後半（要するに２１世紀になってから）に歌われた曲なのですが、 まずはアイリスの「お花畑」ですね。ＴＶ版の花組全員によるものも好きなのですが、アイリス単独で歌われるこの曲もいいですね。 次は「夢見る機械」ですか。紅蘭の曲って一人で歌う場合が多いのですが、これも１人で歌っていますね。 そして「花暦」です。すでに１００曲を超えているサクラの歌ですが、意外にもさくらさんとすみれさんがデュエットしている曲ってこれしかないんですよね。 最後は「ストーンモンキー」ですね。マリアさんとカンナのデュエットで、マリアさんがかなりカンナさん寄りのイメージで歌う珍しい曲かも？

そしてこれはここでしか歌われていない曲ではないのですが、すみれさんが引退公演で最後に歌うことになる「センタースポット」が初めて歌われたのがこのカウントダウンライブでした。 この時は「いい歌だなぁ〜」と思っていただけなのですけどね…まさか１年後にあんな思いをして聴くことになろうとは…。。