「甦る魔剣」 　少し時間がかかってしまいましたが、ようやく外伝の１つを書き終えました。最終話に関しては２ヶ月もかかってしまいました(汗)。２話に分けるか１話にまとめるかで結構悩んだのと、途中で全部を書き直したためです。で、最終的には１つにまとめてきっちりと書き直すことにしたのです（よって最終話はこれまでの話より少し長いです…）。 　外伝を書き始めてしばらくの間は本編との並行連載という形をとっていたのですが、途中でわけが分からなくなりそうだったので、最後の方は外伝に集中することにしました。 　結果として本編の連載が半年近く止まってしまうことになりましたが、この後はしばらく外伝を書く予定はないので、いよいよ本編に復帰できると思います。 　今回の話はこの作品において最も古いものの１つでしたが、実はちゃんと最後まで文章になったのはこれが初めてです。これまでは頭の中にぼんやりとした形で存在しているだけだったので、なんと粗筋のメモすらない状態でだったのです。無事に形になって今は一安心しているところです。 　さて、この話の中心人物であるレオンハルト・バークスティーンですが、一応、この作品全体のシンボルキャラクターという位置付けにしてあります。ただ、作品への露出度はあまり高くなくて、今回の魔剣アークを手に入れる話と最後にちょっとだけ出てきた武闘会の話以外には小さな話がいくつかある程度です。 　彼は正直に自分の気持ちを最後まで貫いて生き、そして死んでいくキャラクターとして設定してあります。裏でドロドロとしたことを考えているキャラクターが多い(笑)この作品において、比較的分かりやすいタイプのキャラクターとして設定したつもりです（私的には…）。 　あと、エピローグでちょっとだけ出てきた武闘会（竜騎士選考会）ですが、軽く触れる程度で止めているのは、この話が第４章のオープニングストーリーとなっているためです。私の書く外伝はこのように一部が本編につながっていくというものが多いのです。ただ、今回のように完璧に本編と重なるというものは珍しいですけど…。 　ちなみにレオンハルトが本編に登場するのはこの時の１回だけです（あとはすべて外伝になると思います）。とりあえず彼とは第４章が始まるまでお別れかもしれませんね。別の外伝は書けるかどうかがちょっと微妙なので…。