「街道バトル２」とは

元気株式会社が発売していた「街道バトル」の続編です。前作同様、実在する峠をかなりリアルに再現しているゲームです。
収録されいるコースは前作の箱根、榛名、いろは坂、六甲の４コースに加えて赤城、蔵王、阿蘇の３コースが追加されました。コースオープンに関しては前作通りストーリーモード（ゲーム中では CONQUEST MODE と言う）を進めていくことによってオープンするというシステムです。
ちなみに隠しコマンドでコースの全オープンができるようになったみたいです（コース再現性の高いゲームなので要望が多かったのでしょうか…私も前作の紹介で苦言を書いていましたし）。

一応、やり方を書いておくと
全コースオープン
RECORD CHARENGE の TOP 画面（ TIME ATTACK, CA ATTACK, EXIT ）で、
「下、上、下、上、左、右、左、右、Ｒ１、Ｒ２」を順に入力します（成功すれば最後のＲ２で音が鳴ります）。また、
「右、左、右、左、下、上、下、上、Ｌ１、Ｌ２」としたら全ノーマルカーが使えたりします。

ゲームの中心となる CONQUEST MODE は昼間は各コースで開催されているドリフト大会やタイムアタック大会で賞金を稼いでマシンをパワーアップし、夜のコースでは数多く出現するライバルとバトル（タイムアタックや同時スタートのレースなど）を行なっていきます。
この辺りは前作とほぼ同じですので、前作をプレイしていれば特に迷うことはないでしょう。

さて、挙動についてですが、２作目になって前作で良かった部分を見事につぶしてしまうゲームが多い中、本作はきっちり前作の正常進化となっています。コーナーへの飛び込みから立ち上がりまでにおける駆動系の違いも感じられますし、アクセルで曲げることもできるみたいです。
２作目でどうしようもない状態になっているゲームってのは、何かしないと新作として見てもらえないという思いでもあるのでしょうか、無理に挙動エンジンをいじって自爆しているような気がします。

コースの再現度は今回も素晴らしい出来なのではないかと思います。前作では入門という位置づけでコース幅の広かった箱根もずいぶんと狭いコースになって（と言うかこれが本来の幅なんでしょうけど）、最初のコースから攻略のしがいのあるゲームになりました。
その出来の良さはここでの大会が半年にも渡って続いたことからも証明されているのではないかと思います。そもそも１ゲーム３大会というペースで開催していたのを崩したのが前作だったので、そういう意味でも良作なんでしょうね。