「街道バトル」とは

元気株式会社が発売している「首都高」シリーズは有名なのですが、「街道バトル」この「首都高」に続く第二弾という位置付けで実在する峠をかなりリアルに再現したゲームです。
収録されいるコースは箱根、榛名、いろは坂、六甲の４コースで、ストーリーモード（ゲーム中では CONQUEST MODE と言う）を進めていくことによって順次コースがオープンしていくシステムとなっています。

ゲームの中心となる CONQUEST MODE は昼間は各コースで開催されているドリフトコンテストのようなもので資金を稼いでマシンをパワーアップし、夜のコースでは数多く出現するライバルとバトル（タイムアタックや同時スタートのレースなど）を行なっていきます。
作品の設定として、これらの峠はすでにバイパスの整備によって使われなくなっており、これを近代サーキットに作り直したいうようになっています。なかなか考えたものです。

さて、挙動については、コーナーへの飛び込みから立ち上がりまでにおける駆動系の違いも感じられますし、ステアリング操作なしでアクセルだけでマシンを曲げることも可能です（私はパッド使いですが、コーナリングは最初にポンッと十字ボタンを押して、その後はアクセルボタンをポンポンと叩いてマシンを旋回させてます）。

コースの再現度はレーダー計測や衛星写真を使ったというだけあってかなりのものらしい（私が実際に走ったことのない道路があるためにこのような表現です）。
そういう意味では「環境ソフト」にも使えないかとも考えましたが、こんなことを考えるのは私だけでしょうか？(笑)

さて、このように非常に素晴らしいデキのゲームなのですが、唯一苦言を言わせていただくと、コースをオープンさせる方法が先の CONQUEST MODE しかないということでしょう。
このモード、進めるのに結構時間がかかるので、最後の六甲まで出そうとするとかなりのプレイ時間を要することとなります。
そういう意味では時間のない人ではすべてのコースを見ることなくプレイしなくなってしまうことが考えられますね。
最初の箱根などのデキが非常に良いことから、すべてのプレイヤーが全部のコースを見られないというのは非常に勿体無いように思えます。

誰か CONQUEST MODE 以外で全部のコースをオープンさせる方法をご存知でしたら、ぜひ教えてくださいませ。